【公式】聖学院中学校・高等学校

キリスト教精神に基づいた「オンリーワン教育」、そして「探究型授業」「STEAM教育」「グローバル教育」を柱に、それぞれの「Only One」を見出し伸ばして「for Others」の志を育み、果敢にチャレンジするマインドセットを醸成する聖学院。

【公式】聖学院中学校・高等学校

キリスト教精神に基づいた「オンリーワン教育」、そして「探究型授業」「STEAM教育」「グローバル教育」を柱に、それぞれの「Only One」を見出し伸ばして「for Others」の志を育み、果敢にチャレンジするマインドセットを醸成する聖学院。

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記事一覧

校長ブログ 【シリーズ:聖書の思考回路】第20回

校長ブログ 2022年度入学式によせて

校長ブログ 【シリーズ:聖書の思考回路】第19回

校長ブログ 聖学院が信じる平和の作り方

校長ブログ 【シリーズ:聖書の思考回路】第18回

校長ブログ 【シリーズ:聖書の思考回路】第17回

校長ブログ 【シリーズ:聖書の思考回路】第20回

このシリーズの投稿が少し時間が空きました。 年度の始め、なかなか執筆にとりかかれないでいました。 再開をします。 ヨハネ福音書を記した作者は「定言命題」を知っている。 その立場からお話しを進めていきましょう。 前回は「ロゴス」について記しました。 「ロゴス」 第一原因。 何にも依存していないもの、支配されていないもの、それが世界を造っている。 ヨハネの世界観です。 そこには私たち「人」も含まれます。 私たちもロゴスである。 何にも支配されていない、依存しないで立っていける

校長ブログ 2022年度入学式によせて

創世記1章1~3節 聖学院での生活が始まりました。 この聖学院はどんな学校なのか。 学校の名前にそれは表わされています。 「聖学」の院。 聖学とは聖人を生み出すことです。 聖人を育てる。 それが聖学院です。 聖人を今はOnly Oneと表わしています。 Only Oneを私たちは「本当の私」と翻訳しています。 「本当の私」と出会う。 聖学院で経験してほしいことです。 本当の私と出会う。 そのために私たちが考えなければならないことは何か。 それを今、読んだ聖書からひも解い

校長ブログ 【シリーズ:聖書の思考回路】第19回

ヨハネ福音書を記した作者は定言命題の実践を解いている。 Only Oneを見つけるヒントを語っている。 どこにそれがあるのか。 私たちがこれから行う作業です。 さっそくヨハネの言葉から考えることにいたしましょう。 ヨハネ福音書の始まりを見てみます。 「はじめに言(ことば)があった。言は神と共にあった。言は神であった」 「言」という独特の表現が出てきます。 ヨハネ福音書はギリシャ語で記されています。 「言」となっているものは「ロゴス」と原文では表わされています。 ギリシャ語の

校長ブログ 聖学院が信じる平和の作り方

戦争が始まった。 それぞれの主張がある。 自国の主権を守るため軍隊を派遣する。 それに応戦する。 聖書は一見、おとぎ話のような神話でつづられている。 だが、その背景には戦争がある。 敗戦の体験がある。 なぜ戦争が起こるのか。 神話は語っている。 自分には足りないものがあると思っているから。 自分のものを誰かが奪おうとしているから。 自分の今が不十分。 不十分が自分を飲み込もうとしている。 自分を不安がっている。 自分に安心できない。 そのためにアダムとエバは知識の木の実

校長ブログ 【シリーズ:聖書の思考回路】第18回

聖学院が大切にしているOnly One それは「聖書の思考回路」から来ています。 聖書の思考回路が私たちの中で動き出すとOnly Oneを見つけることが出来る。 ここまで、そういうお話しをしてきました。 聖書の思考回路は「定言命題」を下敷きにすると分かりやすい。 ただこの「定言命題」は「言葉」という地平だけで考えるとどうしても矛盾を生み出してしまいます。 「定言命題」を言葉で実行しようとすると「定言」ではなく「仮言命題」になってしまう。 言葉とは別の次元で考えないと「定言」

校長ブログ 【シリーズ:聖書の思考回路】第17回

「どちらでもいい」 パウロが見つけた心の定め方です。 執着しないを実現する。 定言命題を実行する。 「どちらでもいい」 その心になる。 聖書はその冒頭、創世記で読者に課題を提供します。 極端な表現をすれば旧約聖書は読者に「問い」を投げかけます。 新約聖書はそれに答える。 そういうイメージです。 旧約聖書からの「問い」を新約・パウロの「答え」・「どちらでもいい」から解いていきましょう。 蛇に唆されたアダムとエバは、木の実を食べます。 これは誤りです。 ならば、どうすればよか