2021年に高校課程に開設された「Global Innovation Class」では、「ものづくり」「ことづくり」を通して世界に貢献できるグローバルイノベーターを育成するため、Liberal Artsをベースに、STEAM、Immersion、Projectの3つを柱にした教育を展開。STEAMでは、教員が提供したものを生徒が受け取る提供型の授業ではなく、新しいデザインの手法や在り方、表現を模索するため、教員と生徒が一緒になって授業づくりをする共創型の授業を実践。
聖学院/GICのOBと現役生が有機的に共創するコミュニティ
正解のない世の中で、手を使って考える、共に創り共に学ぶという姿勢にどのような意味や価値があるかを考える
聖学院中高で実施している授業を中心に紹介しています!
2021年に高校課程に開設された「Global Innovation Class」では、「ものづくり」「ことづくり」を通して世界に貢献できるグローバルイノベーターを育成すること教育目標にしています。 GICプロジェクト最終発表会日時:2025年2月22日(土)13:00~16:30 場所:SHIBUYA QWS 参加申込フォーム特設サイト 過去実施記事特集 聖学院高校GIC その根幹にリベラルアーツあり
高校二年生の夏休み前、美術室で一本の動画を撮影した。名前は「ローレライの港」。無口な少年の過去と、その心の奥底でくすぶる微かな情熱が、この場所を生んだ。 彼らが目指すのは、学校という枠組みに縛られない、ただ「自分」をさらけ出せる自由な場。誰もが本音で語り、共鳴できる場所。発起人の少年はそれを「港」と呼んだ。 「昔の俺は、不登校でね」 ローレライの港のメンバー、坂田響はそう言った。 「学校に行けなくて、行けない分、自分の言葉も奪われてた。『不登校のくせに』って言われることが
現在聖学院高校2年生の高橋巧己さんは、グローバルイノベーションクラスの起業ゼミに所属しており、環境活動家としてフラワーロス問題の解決を目的としたバスソルトの開発に取り組んでいる。またQWSチャレンジ#22では、『リリース・リボーン』という名前で地元民しか知らない地域資源の魅力発信に取り組んでいる。 起業ゼミに入った時から、環境にはものすごく興味をもっていた巧己さん。当初は、廃棄食材を使った非常食の作成に挑戦しようとしていたが、加工が大変とのことで断念。その後も環境をテー
学校の食堂で浅田君にインタビューを行った。 彼の佇まいにはどこか独特の空気がありながらも、誰にでも親しげな笑顔を向ける。彼は一見普通の高校生だが、その内側には「情熱」という名の火が燃え続けている。 「プロジェクト活動に嫌悪感を抱いた少年時代」 「自分が普通じゃないって気づいたのは、たぶん人形劇のときですね。」 浅田君はそう振り返る。小学生のとき、町の児童館の人形劇クラブでの制作で、周りが可愛らしい動物や少女の人形を作る中、彼が作った人形はチャッキーのようなホラーキャラクタ
「受験のためのプロジェクトなんて勿体無い。『真に当事者性を持ったプロジェクト』を作りたい。」 現在聖学院高校2年生の高橋賢人さんは一般社団法人Sustainable Game(以下:SG)という団体の3代目代表を務めており「課題発見DAY」というワークショップを実施している。そんな彼の根本には彼自身の興味関心かわ湧き出てくるものだった。 賢人さんは、コロナ禍の自粛期間中、外に出れず暇を持て余していた時間を誰かのためになることがしたいと思い、SGの広報チームとして加入
「結局、見栄のためにやっても虚しいんですよね。それより、自分がやりたいことをやってた方がいい。」 そう語る青山泰三さん。彼は、映像や写真という自分の“好き”に正直に向き合い続けてきた若者だ。その言葉には、挫折も成功も包み隠さず見せる彼らしいリアルが詰まっている。 「プロジェクトなんて意味がない」 青山さんが学校生活で感じていたのは、「プロジェクト活動って結局、見栄とかプライドのためだけじゃないか」という違和感だった。 「なんか『周りと違うことをしてる』とか、『すごいと思