【公式】聖学院中学校・高等学校
正解のない世の中で、手を使って考える、共に創り共に学ぶという姿勢にどのような意味や価値があるかを考える
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パウロについてお話をしていきます。 パウロはイエス様と同時代、同世代のものです。 キリスト教を確立した人でもありますが、実はパウロはイエス様やそのお弟子たちが大嫌いでした。 イエス様の教えを撲滅すること。 それがパウロの生きがい、使命でもありました。 そのパウロが一転してイエス様が大好きになります。 パウロに何が起こったのか。 結論を申します。 仮言命題から定言命題へ世界観が変わった。 それがパウロの中で起こったことです。 世界観が変わった。 これを説明するために心理学に
不条理を体験したアダム、エバ、カイン。 不条理の前で彼らがとった行動は間違いです。 彼らは本当はどのように振舞えばよかったのか。 聖書が私たち読者に問いかけていることです。 そして、聖書に登場してくる人物たち 実在した者もいますし、創作されたと思われる者もいます。 どちらであるにせよ、彼らは、皆、この問いに答えようと振舞っています。 不条理の中で人はどのように振舞えばいいのか。 今回から取り上げるのはパウロです。 パウロは新約聖書に収められている文書の約半分に何らかの影響を
私たちの現実世界 私には足りないものがある。 それを補おう。 創世記3章から何かに執着、固執をする仮言命題の世界が始まりました。 続いての4章、ここでは兄が弟を殺すという事件が勃発します。 アダムとエバの息子たち、カインとアベル。 この二人が神様に捧げものを持っていきます。 二人の捧げものをご覧になった神様はアベルのものは受け入れ、カインのものは目も留めませんでした。 神様から無視をされたカインは怒ります。 そして弟アベルを野原に呼び出して殺してしまうのです。 この物語も
聖書には「定言命題」「仮言命題」が展開されている。 創世記1章、2章には「定言命題」が色濃く反映されていました。 定言命題、これを対称性とも表現しました。 鏡に映したように同じものになっている。 神様と世界。 人と人。 鏡に映したような関係になっていました。 今回は3章を扱います。 エデンの園で暮らしていたアダムとエバが蛇に唆される場面です。 結論から言うならば、ここから仮言命題が始まります。 私たち誰しもが当たり前に行っている仮言命題。 それがここから始まります。 この3
今から60年ほど前、気象学者のエドワード・ローレンツはコンピューターを用いて気象予測を正確にする試みを行っていた。コンピューターに数値を打ち込んでは、その結果を解析する作業を繰り返していた。1961年、コンピューターが一度目と二度目でまったく異なる結果を算出した。コンピューターが壊れたものと思ったローレンツだったが確認をしたところ、初期値の入力がごくわずかに異なっていることに気が付いた。普段は誤差として処理されるものが、ある場合にだけその違いがまったく異なる結果を導き出す。ブ
「定言命題」「仮言命題」 これらが聖書の中でどのように展開されているのか。 その続きをお話しいたします。 今回は創世記の2章を扱います。 ここも天地創造の物語が記されていることろです。 ただ、これは1章の続きではありません。 別の物語です。 読めばすぐに分かることですが、1章で神様が世界を造られたのですから、世界は存在をしているわけです。 それが2章になってまた神様は世界を造り始めます。 1章で世界を造ったはずなのに、なんでまた造るのか?と言いたくなります。 この疑問への一